化合物 / compound-lactucin
ラクチュシン
lactucin
資料から確認できること
ラクチュシンはチコリ生根に42.13 +/- 4.10 umol/g、焙焼チコリ代用コーヒー粉末に32.48 +/- 5.87 umol/g、代用コーヒー抽出液に1.35 +/- 0.10 uMで存在し、TAS2R43(EC50 14.9 +/- 2.5 uM)とTAS2R46(EC50 8.85 +/- 1.17 uM)を活性化する。ラクチュコピクリンと比べて中程度の効力と記載されている。 Lang R, 2022
ラクチュシンは新鮮チコリー根で 42.13 +/- 4.10 umol/g、焙煎チコリー代用コーヒー粉末で 32.48 +/- 5.87 umol/g、調製した代用コーヒー抽出液で 1.35 +/- 0.10 uM と定量された。焙煎コーヒーには存在しなかった。11beta,13-dihydrolactucin は焙煎で急増した(新鮮根 6.18 +/- 0.19 umol/g から粉末 52.69 +/- 5.50 umol/g へ)。 Lang R, 2022
実測値(2)
| 種別 | 化合物 | 対象 | 値 | 条件 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| 受容体EC50 | ラクチュシン | TAS2R43 | 14.9±2.5 µM | HEK293細胞アッセイ | Lang R, 2022 |
| 受容体EC50 | ラクチュシン | TAS2R46 | 8.85±1.17 µM | HEK293細胞アッセイ | Lang R, 2022 |
値は各出典の報告値そのまま(単位・条件を併記)。閾値・EC50はパネル・手法依存で、単一の真値ではありません。
組成・含有(1)
チコリはラクチュシンを含む支持あり
範囲: 引用研究におけるチコリーとチコリーベース代用コーヒー
注記: 濃度は材料と調製により異なる。
ラクチュシンは新鮮チコリー根で 42.13 +/- 4.10 umol/g、焙煎チコリー代用コーヒー粉末で 32.48 +/- 5.87 umol/g、調製した代用コーヒー抽出液で 1.35 +/- 0.10 uM と定量された。焙煎コーヒーには存在しなかった。11beta,13-dihydrolactucin は焙煎で急増した(新鮮根 6.18 +/- 0.19 umol/g から粉末 52.69 +/- 5.50 umol/g へ)。
限界: 一つのチコリー試料セットに関する単一研究の値。独立研究はセスキテルペンラクトン含量が工程に強く依存することを示しており(ev-chicory-lactucin-wulfkuehler-limit 参照)、固定的な組成定数として引用すべきではない。
出典: Overlapping activation pattern of bitter taste receptors affect sensory adaptation and food perception(Lang R; Lang T; Dunkel A; Ziegler F; Behrens M, 2022)・全文確認
限定: チコリのセスキテルペンラクトン含量が素材固有の一定の性質ではなく工程に強く依存することを示している。すべての洗浄手順がセスキテルペンラクトン含量と苦味を有意に低下させ、温水洗浄は総量を 60.9-64.5% 低減した。プロファイルは貯蔵中に変化し、貯蔵終了時には 11(S),13-ジヒドロラクチュシンが優勢となった。
限界: 抄録はラクチュシン個別の濃度を示さず、総セスキテルペンラクトンの低減とジヒドロ化合物の貯蔵終了時の優位のみを示す。ラクチュシンの存在を否定するものではなく、単一の引用濃度を限定づけるものである。
出典: Sesquiterpene lactone content and overall quality of fresh-cut witloof chicory (Cichorium intybus L. var. foliosum Hegi) as affected by different washing procedures(Wulfkuehler S; Gras C; Carle R, 2013)・抄録確認
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ingredient-chicory —contains→ compound-lactucinclaim: clm-chicory-contains-lactucin / type: composition / 更新: 2026-08-30
感覚(1)
ラクチュシンは苦味に寄与する支持あり
範囲: 引用研究におけるチコリーとチコリーベース代用コーヒー
注記: 受容体活性化と食品中濃度が併せて知覚を形成する。
ラクチュシンはチコリ生根に42.13 +/- 4.10 umol/g、焙焼チコリ代用コーヒー粉末に32.48 +/- 5.87 umol/g、代用コーヒー抽出液に1.35 +/- 0.10 uMで存在し、TAS2R43(EC50 14.9 +/- 2.5 uM)とTAS2R46(EC50 8.85 +/- 1.17 uM)を活性化する。ラクチュコピクリンと比べて中程度の効力と記載されている。
限界: 抽出液中濃度(1.35 uM)は両受容体のin vitro EC50値よりおよそ1桁低く、飲料の苦味をこれら受容体でのラクチュシン単独の作用に帰することはできない。本化合物は焙煎コーヒーには存在しない。
出典: Overlapping activation pattern of bitter taste receptors affect sensory adaptation and food perception(Lang R; Lang T; Dunkel A; Ziegler F; Behrens M, 2022)・全文確認
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compound-lactucin —contributes_to→ sensation-bitterclaim: clm-lactucin-bitter / type: sensory / 更新: 2026-08-30
機構・受容体(1)
ラクチュシンはTAS2R43を活性化する支持あり
範囲: 引用研究における培養細胞系での受容体試験
注記: 受容体活性化だけでは食品全体としての強度は決まらない。
ラクチュシンは TAS2R43 を閾値 10 uM、EC50 14.9 +/- 2.5 uM で活性化した。同じ受容体においてラクチュコピクリンははるかに強力であり(閾値 0.1 uM、EC50 0.46 +/- 0.08 uM)、論文は逐語的に lactucopicrin exhibiting the highest potency, lactucin with medium potency and 11beta,13-dihydrolactucin being least potent と化合物を順位付けしている。
限界: EC50 値は Table 1 から読み取ったもの。本文は効力の順位を言葉で述べているが数値は繰り返していないため、これらの数値は文レベルではなく表レベルの逐語情報である。細胞ベースの効力だけで食品全体の強度が決まるわけではなく、TAS2R43 は相当な割合の人で欠失している(ev-chicory-tas2r43-roudnitzky-limit 参照)ため、この順位付けはヒト集団に一様には当てはまらない。
出典: Overlapping activation pattern of bitter taste receptors affect sensory adaptation and food perception(Lang R; Lang T; Dunkel A; Ziegler F; Behrens M, 2022)・全文確認
限定: TAS2R43 自体が人により機能的に異なることを示す: 35位にトリプトファンをコードする hT2R43 アレルの保有者はアロインとアリストロキア酸の苦味に非常に敏感で、このアレルを持たない人は低濃度ではこれらの化合物を味わえず、同じアレルはサッカリンへの感受性も高める。著者らは、一部の人が特定の hT2R 遺伝子を持たないことも述べる。
限界: ラクチュシンは試験化合物に含まれておらず、これはラクチュシン固有の問題ではなく、TAS2R43 に基づく力価順位の全人口への転用可能性に関わる。抄録レベルの抽出: アレル頻度と心理物理の n は捕捉していない。
出典: Specific alleles of bitter receptor genes influence human sensitivity to the bitterness of aloin and saccharin(Pronin AN; Xu H; Tang H; Zhang L; Li Q; Li X, 2007)・抄録確認
限定: TAS2R43 の細胞ベースの効力値はヒト集団に一様には転用できない。受容体遺伝子が相当数の人で欠失しているためである。TAS2R43 のコピー数は 0 から 2 の範囲にあり、欠失アレルは52集団の被験者946名で世界頻度 0.33 に達する。論文はヨーロッパでは 20% を超える被験者がこの遺伝子を欠いていたと述べている。
限界: ラクチュシンやチコリを用いた官能試験はない。この限界は受容体遺伝学を in vitro EC50 の解釈に結びつける推論的なものである。
出典: Copy Number Variation in TAS2R Bitter Taste Receptor Genes: Structure, Origin, and Population Genetics(Roudnitzky N; Risso D; Drayna D; Behrens M; Meyerhof W; Wooding SP, 2016)・全文確認
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compound-lactucin —activates→ receptor-tas2r43claim: clm-chicory-tas2r43 / type: mechanism / 更新: 2026-08-30