主題ハブ
PROP・PTC の苦味は、TAS2R38 の遺伝子型で違うのか(スーパーテイスターと遺伝子型は同じものか)
PROP・PTC の標準の液・含浸紙・可溶性フィルムを、遺伝子型の違う人の群が評価した官能試験
先に断っておくと、ここで扱うのは、苦味の研究で標準の刺激として使われる PROP(プロピルチオウラシル)と PTC(フェニルチオカルバミド)を、液・含浸紙・可溶性フィルムの形で、苦味の受容体の遺伝子 TAS2R38 の型の違う人の群が評価した研究である。 型は主に PAV/PAV・PAV/AVI・AVI/AVI の三つの組み合わせ(ディプロタイプ)である。表で比べた値は、群の苦味の評点(平均・中央値・幾何平均)、液の濃度で表した閾値、苦味が分かった希釈の番号で、行ごとに単位の欄に書いた。全文を読んだが、群の値が無く回帰の係数や本文の順序だけを示した研究と、同じ濃度で苦いと答えた人の割合だけを示した研究は、表に入れず、読み方の文と調べた範囲の表に書いた。
この頁は、型で人を分けて食の好みや健康を決めるものではなく、遺伝の検査を勧めるものでもない。 群の平均に差があっても、同じ型の中で評点は広く散らばり、一人ひとりの感じ方は群の値からは決まらない。
アブラナ科の野菜の苦さを遺伝子型で比べた研究(全文で収録したのはルッコラとカブ)と、野菜の成分の資料はブロッコリーやケールなどアブラナ科の野菜を苦く感じるのは遺伝子(TAS2R38)のせいかの頁で扱う。 線の引き方は、主に比べた試料が PROP・PTC の標準の刺激か、野菜・食品か、である。この頁では野菜・食品を試料にした研究を表に入れていない。
「スーパーテイスター」は、PROP の液の苦味をとても強く評価した人を指す呼び名で、遺伝子型の名前ではない。 PROP の評点で分けた群どうしの差は、同じ測定の評点で分けてその評点を比べる場合は、分け方の定義からほぼ決まる。分類の試験とは別の日や別の提示で測った評価を比べる場合は定義だけでは決まらないが、分類に PROP の評点を使っているので、遺伝子型とは独立した証拠として扱わない。 このため、表の対は遺伝子型で分けた群だけにし、評点で分けた群と遺伝子型の群が重なるが一致しなかった例は読み方の文に書いた。
提示の形は、液・含浸紙(液を含ませた濾紙の円板や紙片)・可溶性フィルムに分かれる。含浸紙の濃度は含ませた液の濃度で、口の中の濃度ではない。フィルムの量は一枚の含有量である。 測りごとも、苦味の強さの評点、液の濃度で表す閾値、希釈の番号に分かれる。それぞれ条件と単位の欄に書いた。
値を図にしか載せていない研究も多いので、行ごとに値の出所と検定の段と注を見てほしい。 尺度・集計・提示の形・集団が研究ごとに違うので、研究をまたいで値を比べたり、倍率にしたりはしない。 そのうえで、同じ実験の中で確かめられたことと、研究のあいだの違いから考えられる説明の候補と、この比較だけでは分けられないことを、分けて書く。
このページの内容(9 節)
この頁でわかること
- PROP・PTC の標準の刺激を遺伝子型の群が評価した研究を、提示の形・濃度・評価した人と尺度と一緒に、研究ごと・測りごとに並べた頁であること。
- 群別の苦味の評点を数値で載せた対では AVI/AVI の群の評点が低く、濃度で表した閾値では AVI/AVI の群の濃度が高い向きで、表の研究がそろっていたこと。
- PAV/PAV と PAV/AVI の差は、研究・提示の形・測りごとで、有意差が示されたものと示されなかったものに分かれたこと。有意差が示されなかったことは、同じという意味ではないこと。
- PROP の評点で分ける「スーパーテイスター」の群と遺伝子型の群は、重なるが一致しなかったこと。
- 群の平均の差から、一人ひとりの感じ方や、食の好み・健康は決まらないこと。野菜・食品の苦味はこの表からは言えないこと。
収録した研究で言える範囲
- PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を、TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価した研究のうち、全文で確かめて表にしたのは十一本で、比べた対は五十ある。ほかに全文を読んだ三本は、群の値が載っていないか、濃度の閾値として比べられないので表に入れず、下の答えと調べた範囲の表に書いた。表の十一本のうち三本は同じ研究室(イタリアのカリアリ大学)の報告で、独立した研究と数えない。試料・提示の形・尺度・集団が研究ごとに違うので、値を研究をまたいで比べない。
- 向きはそろっていた。群別の苦味の強さの評点を数値で載せた対では、どの研究でも、AVI/AVI の群の掲載の値が PAV/PAV・PAV/AVI の群より低かった。濃度で表した閾値では、AVI/AVI の群の濃度が高く、より濃い液でないと分からなかった。苦味が分かった希釈の番号でも、AVI/AVI の群が低かった。ただし、検定のある対と、全体の検定しか無い対、値が図の概算の対が混じる。 [表の行: Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/AVI 対 AVI/AVI/Duffy ら 2004 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Duffy ら 2004 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI/Melis ら 2015 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Melis ら 2015 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI/Aoki ら 2023 閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Aoki ら 2023 閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI/Bufe ら 2005 PTC 認知閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Bufe ら 2005 PTC 認知閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI/Campbell ら 2012 PTC 希釈番号 PAV/PAV 対 AVI/AVI]
- PAV/PAV と PAV/AVI の差は、研究と測り方で分かれた。有意差が示された対(濾紙の円板、Duffy らの 3.2 mM の液、Aoki らの閾値など)と、有意差が示されなかった対(Melis らの 2015 年の液、Sollai らの紙の円板、Bufe らの PTC の認知閾値、Smutzer らのフィルムなど)がある。有意差が示されなかったことは、同じという意味ではない。 [表の行: Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI/Duffy ら 2004 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI/Aoki ら 2023 閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI/Melis ら 2015 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI/Sollai ら 2017 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI/Bufe ら 2005 PTC 認知閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI/Smutzer ら 2013 フィルム 600 nmol PAV/PAV 対 PAV/AVI]
- 群の平均の差は、一人ひとりの感じ方を決めるものではなかった。同じ型の中でも評点は広く散らばり、PAV/PAV で非常に低い人や AVI/AVI で非常に高い人もいた。この頁は、型で人を分けて食の好みや健康を決めるものでも、遺伝の検査を勧めるものでもない。 [表の行: Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Bufe ら 2005 PROP 5500 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Nolden ら 2024 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI]
- 表に入れなかった三本も、向きは同じだった。Garneau らは群の評点の値を載せず、AVI/AVI を基準とする調整済みの回帰の係数を検定し、PAV/PAV・PAV/AVI の係数はどちらも正で有意だった。これは群の評点の平均そのものではない。PAV を持つ二群をまとめた群と AVI/AVI の t 検定も有意だった。Behrens らは閾値の群の数表を載せず、本文は PAV/PAV の閾値が最も低く AVI/AVI が最も高いと書き、PAV アレルの保有数を用いた回帰で閾値との関連が有意だった。Mennella らでは、最も薄い液で苦いと答えた人の割合が PAV/PAV で最も高く AVI/AVI で最も低かったが、これは同じ濃度で答えた人の割合で、群の濃度の閾値の大小を示したものではない。値と p は調べた範囲の表に書いた。
苦味の評価の一覧
人の苦味の評価の結果だけを抜き出した。研究ごとに提示の形・尺度・集計が違うので、値どうしを研究をまたいで比べない。 各行は二つの型の群の対で、見出しの「対」の前に書いた型を「先に書いた型の群」、後に書いた型を「後に書いた型の群」として、値の欄も同じ順に並べた。 「向き」の欄は、苦味の強さの評点の行では、値が大きい群を「〜の方が苦い」で示す。測ったものが「苦味の閾値」の行は「〜の方が薄い液で苦味が分かる」で示し、濃度の閾値では値が小さい群、苦味が分かった希釈の番号(番号が大きいほど薄い液)では値が大きい群である。同じ濃度で苦いと答えた人の割合は、濃度の閾値の大小を示さないので、表に入れていない。向きは掲載された値の大小から決めた。 差が有意かどうかは「向き・検定」の欄の検定の段で見る。全体の検定しか無く、どの組の差かが書かれていない行は、その組に有意差が示されたとは書いていない。検定の方法は書かれていても、示した組の結果が無い行は「この比較の結果は記載なし」にした。 値が図にしか無い行は、図から読んだ概算であることを単位の欄に書いた。研究名を押すと、下の「研究ごとの条件と結果」の詳細表へ移る。
人が苦味を評価した結果だけを抜き出した一覧。値の出所(表の値か図からの目測か)は各行に書いた。研究ごとに尺度も測り方も違うので、行の中で比べ、行どうしは比べない。
| 研究 | 比べた組・条件 | 測り方 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| Bufe ら 2005 | PTC 認知閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PTC の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 25.0 µM | 4730 µM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| Bufe ら 2005 | PTC 認知閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PTC の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 40.6 µM | 4730 µM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| Bufe ら 2005 | PTC 認知閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PTC の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 25.0 µM | 40.6 µM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差なし |
| Bufe ら 2005 | PROP 認知閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 58.0 µM | 1410 µM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| Bufe ら 2005 | PROP 認知閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 217.0 µM | 1410 µM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| Bufe ら 2005 | PROP 認知閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 58.0 µM | 217.0 µM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| Bufe ら 2005 | PTC 5600 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI PTC 5600 µM の水溶液(図 3 の最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 約 60 | 約 10〜15 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Bufe ら 2005 | PTC 5600 µM PAV/AVI 対 AVI/AVI PTC 5600 µM の水溶液(図 3 の最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 約 40 | 約 10〜15 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Bufe ら 2005 | PTC 5600 µM PAV/PAV 対 PAV/AVI PTC 5600 µM の水溶液(図 3 の最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 約 60 | 約 40 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Bufe ら 2005 | PROP 550 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 550 µM の水溶液(図 3 の 3 番目の濃度) | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 約 12 | 約 1〜2 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Bufe ら 2005 | PROP 550 µM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 550 µM の水溶液(図 3 の 3 番目の濃度) | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 約 3 | 約 1〜2 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Bufe ら 2005 | PROP 550 µM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 550 µM の水溶液(図 3 の 3 番目の濃度) | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 約 12 | 約 3 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Bufe ら 2005 | PROP 5500 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 5500 µM の水溶液(図 3 の最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 約 21 | 約 12 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Duffy ら 2004 | 閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP の水溶液。上下法の閾値(先に参加した 48 名) | 閾値の濃度(mM、平均±SEM。小さいほど薄い液で分かる) | 0.011 ± 0.003 mM | 0.579 ± 0.10 mM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| Duffy ら 2004 | 閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP の水溶液。上下法の閾値(先に参加した 48 名) | 閾値の濃度(mM、平均±SEM。小さいほど薄い液で分かる) | 0.038 ± 0.001 mM | 0.579 ± 0.10 mM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| Duffy ら 2004 | 閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP の水溶液。上下法の閾値(先に参加した 48 名) | 閾値の濃度(mM、平均±SEM。小さいほど薄い液で分かる) | 0.011 ± 0.003 mM | 0.038 ± 0.001 mM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| Duffy ら 2004 | 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 2 の概算 | 約 50 | 約 20 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Duffy ら 2004 | 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 2 の概算 | 約 40 | 約 20 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Duffy ら 2004 | 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 2 の概算 | 約 50 | 約 40 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Fischer ら 2014 | 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 1.0 M を含ませた濾紙の円板(濃度は含ませた液の濃度) | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い) | 60.1 | 14.4 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Fischer ら 2014 | 紙の円板 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 1.0 M を含ませた濾紙の円板(濃度は含ませた液の濃度) | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い) | 46.5 | 14.4 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Fischer ら 2014 | 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 1.0 M を含ませた濾紙の円板(濃度は含ませた液の濃度) | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い) | 60.1 | 46.5 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Melis ら 2013 | 閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP の水溶液。3-AFC の上昇法の閾値 | 閾値の濃度(mM、群の平均。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 1 の概算 | 約 0.2 mM | 約 2.8 mM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| Melis ら 2013 | 閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP の水溶液。3-AFC の上昇法の閾値 | 閾値の濃度(mM、群の平均。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 1 の概算 | 約 0.9 mM | 約 2.8 mM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| Melis ら 2013 | 閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP の水溶液。3-AFC の上昇法の閾値 | 閾値の濃度(mM、群の平均。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 1 の概算 | 約 0.2 mM | 約 0.9 mM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差なし |
| Melis ら 2013 | 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL を 10 秒 | 苦味の強さ(LMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 約 77 | 約 24.5 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Melis ら 2013 | 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL を 10 秒 | 苦味の強さ(LMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 約 61.5 | 約 24.5 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Melis ら 2013 | 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL を 10 秒 | 苦味の強さ(LMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 約 77 | 約 61.5 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Melis ら 2015 | 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 4 mL(何も加えない液) | 苦味の強さ(LMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 4A の概算 | 約 69 | 約 3 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Melis ら 2015 | 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 4 mL(何も加えない液) | 苦味の強さ(LMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 4A の概算 | 約 51 | 約 3 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Melis ら 2015 | 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 4 mL(何も加えない液) | 苦味の強さ(LMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 4A の概算 | 約 69 | 約 51 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| Sollai ら 2017 | 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の液 30 µL を含ませた紙の円板を舌の先に 15 秒 | 苦味の強さ(LMS、群の中央値、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 約 60 | 約 3 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Sollai ら 2017 | 紙の円板 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の液 30 µL を含ませた紙の円板を舌の先に 15 秒 | 苦味の強さ(LMS、群の中央値、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 約 35 | 約 3 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Sollai ら 2017 | 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の液 30 µL を含ませた紙の円板を舌の先に 15 秒 | 苦味の強さ(LMS、群の中央値、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 約 60 | 約 35 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| Nolden ら 2024 | 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 3 を、同じ研究の 2020 年の論文が書く尺度の位置で換算した概算 | 約 55 | 約 20 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Nolden ら 2024 | 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 3 を、同じ研究の 2020 年の論文が書く尺度の位置で換算した概算 | 約 44 | 約 20 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Nolden ら 2024 | 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 3 を、同じ研究の 2020 年の論文が書く尺度の位置で換算した概算 | 約 55 | 約 44 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Aoki ら 2023 | 閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP の水溶液 10 mL。修正 2AFC と QUEST 法の検出閾値 | 検出閾値の濃度(mM、群の中央値。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 4 の概算(縦軸は対数) | 約 0.025 mM | 約 1.3 mM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| Aoki ら 2023 | 閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP の水溶液 10 mL。修正 2AFC と QUEST 法の検出閾値 | 検出閾値の濃度(mM、群の中央値。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 4 の概算(縦軸は対数) | 約 0.043 mM | 約 1.3 mM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| Aoki ら 2023 | 閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP の水溶液 10 mL。修正 2AFC と QUEST 法の検出閾値 | 検出閾値の濃度(mM、群の中央値。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 4 の概算(縦軸は対数) | 約 0.025 mM | 約 0.043 mM | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| Campbell ら 2012 | PTC 希釈番号 PAV/PAV 対 AVI/AVI PTC の希釈系列(13 が最も薄く 1 が最も濃い)。野外での認知の方法 | 苦味が分かった最も薄い液の番号(群の平均。大きいほど薄い液で分かる) | 9.51 ± 1.66 | 3.36 ± 2.11 | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| Graham ら 2021 | 紙片 PAV/PAV 対 AVI/AVI PTC を含ませた市販の紙片(含ませた量・濃度は記載なし) | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の中央値[四分位範囲]、大きいほど強い) | 31[30] | 2[6] | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Graham ら 2021 | 紙片 PAV/AVI 対 AVI/AVI PTC を含ませた市販の紙片(含ませた量・濃度は記載なし) | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の中央値[四分位範囲]、大きいほど強い) | 9[24] | 2[6] | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Graham ら 2021 | 紙片 PAV/PAV 対 PAV/AVI PTC を含ませた市販の紙片(含ませた量・濃度は記載なし) | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の中央値[四分位範囲]、大きいほど強い) | 31[30] | 9[24] | 先に書いた型の群の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| Smutzer ら 2013 | 液 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1B の概算 | 約 61.5 | 約 15 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Smutzer ら 2013 | 液 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1B の概算 | 約 50.5 | 約 15 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Smutzer ら 2013 | 液 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1B の概算 | 約 61.5 | 約 50.5 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Smutzer ら 2013 | フィルム 600 nmol PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 600 nmol を含む可溶性フィルム(1 枚の含有量。液の濃度ではない) | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1A の概算 | 約 43.5 | 約 13 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Smutzer ら 2013 | フィルム 600 nmol PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 600 nmol を含む可溶性フィルム(1 枚の含有量。液の濃度ではない) | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1A の概算 | 約 37 | 約 13 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Smutzer ら 2013 | フィルム 600 nmol PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 600 nmol を含む可溶性フィルム(1 枚の含有量。液の濃度ではない) | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1A の概算 | 約 43.5 | 約 37 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意差なし |
研究ごとの条件と結果
研究ごとに、試料と提示の形・出し方・評価した人の条件と、測った結果を並べる。行の単位は「研究×測定結果×型の対」で、 同じ研究の中の別の測りごとや別の型の組は別の行にした。各行の下に、論文での位置と、 その行が「同じ PROP・PTC の標準の刺激を、遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うか」の比較に使えるかを、理由と一緒に書いた。 空欄にせず、「記載なし」(論文に書かれていない)、「読んでいない」、「該当しない」を書き分けている。 論文の主題が別にある研究(飲酒・脂肪の味・電気生理など)は、PROP・PTC の評価の群の比較だけを使った。
Bufe ら 2005 官能だけ
The molecular basis of individual differences in phenylthiocarbamide and propylthiouracil bitterness perception. Current Biology — doi:10.1016/j.cub.2005.01.047
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の著者原稿(本文・図 3・図 4 と図 4 の下の表)。図 3 の差し込み図は画像を拡大して目で読んだ。方法の詳細を載せた補足資料は取得していない(群ごとの人数、液の量、口に含む時間は確かめていない)。受容体の細胞の試験が論文の主で、人の評価はその一部 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PTC と PROP の水溶液。閾上の強さは図 3 の 5 濃度(PTC 56・180・560・1800・5600 µM、PROP 55・174・550・1740・5500 µM。本文は PROP の 2 番目と 3 番目を 170・550 µM と書き、図と表記が違う)。認知閾値は修正 Harris–Kalmus 法
- 加工・調理
- 該当しない(液を作っただけ)
- 出し方・食べ方
- 記載なし(液の量・口に含む時間は本文に無く、補足資料は取得していない)
- 誰が・どの尺度で
- 遺伝子型の分かった 32 名(PAV/PAV・PAV/AVI・AVI/AVI。群ごとの人数は本文に無い)。強さは gLMS で、図 3 は標準化した評点、差し込み図は群の幾何平均。別に 3 名(PAV/PAV・AVI/AVI・AAI/AAI 各 1 名)を詳しく測ったが、1 名ずつなので行にしていない
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の閾値(官能) | PTC 認知閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PTC の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 25.0 µM | 4730 µM | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| 群のあいだの差は F[2,27]=20.72、p<0.0001。AVI/AVI は他の 2 群より有意に高い(p<0.001) 原典の位置: 結果「Recognition Threshold Measures」・図 4 と図 4 の下の表 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない | |||||
| 苦味の閾値(官能) | PTC 認知閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PTC の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 40.6 µM | 4730 µM | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| 群のあいだの差は F[2,27]=20.72、p<0.0001。AVI/AVI は他の 2 群より有意に高い(p<0.001) 原典の位置: 結果「Recognition Threshold Measures」・図 4 と図 4 の下の表 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない | |||||
| 苦味の閾値(官能) | PTC 認知閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PTC の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 25.0 µM | 40.6 µM | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差なし |
| 本文は PAV/PAV と PAV/AVI は互いに違わなかったと書く(p の値は無い)。有意差が無いことは同じという意味ではない 原典の位置: 結果「Recognition Threshold Measures」・図 4 と図 4 の下の表 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない | |||||
| 苦味の閾値(官能) | PROP 認知閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 58.0 µM | 1410 µM | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| 群のあいだの差は F[2,25]=7.95、p<0.01。本文は「PTC と同様の差が PROP でも見られた(p<0.01)」と書くだけで、PROP について差のある組を名指ししていない 原典の位置: 結果「Recognition Threshold Measures」・図 4 と図 4 の下の表 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。PROP ではどの組の差かが書かれていない | |||||
| 苦味の閾値(官能) | PROP 認知閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 217.0 µM | 1410 µM | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| 群のあいだの差は F[2,25]=7.95、p<0.01。本文は「PTC と同様の差が PROP でも見られた(p<0.01)」と書くだけで、PROP について差のある組を名指ししていない 原典の位置: 結果「Recognition Threshold Measures」・図 4 と図 4 の下の表 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。PROP ではどの組の差かが書かれていない | |||||
| 苦味の閾値(官能) | PROP 認知閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP の水溶液。修正 Harris–Kalmus 法の認知閾値 | 58.0 µM | 217.0 µM | 認知閾値の濃度(µM、群の平均。小さいほど薄い液で苦味が分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| 群のあいだの差は F[2,25]=7.95、p<0.01。本文は「PTC と同様の差が PROP でも見られた(p<0.01)」と書くだけで、PROP について差のある組を名指ししていない 原典の位置: 結果「Recognition Threshold Measures」・図 4 と図 4 の下の表 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。PROP ではどの組の差かが書かれていない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | PTC 5600 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI PTC 5600 µM の水溶液(図 3 の最も濃い液) | 約 60 | 約 10〜15 | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 本文は、差し込み図の幾何平均で、PTC のどの濃度でも 3 群が互いに有意に違った(p<0.001)と書く。図の概算には読みの幅がある。個人の線は群の中で広く散らばる 原典の位置: 結果「Suprathreshold Measures」・図 3 の差し込み図 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | PTC 5600 µM PAV/AVI 対 AVI/AVI PTC 5600 µM の水溶液(図 3 の最も濃い液) | 約 40 | 約 10〜15 | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 本文は、差し込み図の幾何平均で、PTC のどの濃度でも 3 群が互いに有意に違った(p<0.001)と書く。図の概算には読みの幅がある。個人の線は群の中で広く散らばる 原典の位置: 結果「Suprathreshold Measures」・図 3 の差し込み図 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | PTC 5600 µM PAV/PAV 対 PAV/AVI PTC 5600 µM の水溶液(図 3 の最も濃い液) | 約 60 | 約 40 | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 本文は、差し込み図の幾何平均で、PTC のどの濃度でも 3 群が互いに有意に違った(p<0.001)と書く。図の概算には読みの幅がある。個人の線は群の中で広く散らばる 原典の位置: 結果「Suprathreshold Measures」・図 3 の差し込み図 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | PROP 550 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 550 µM の水溶液(図 3 の 3 番目の濃度) | 約 12 | 約 1〜2 | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 本文は、PROP では 2 番目と 3 番目の濃度(本文の表記で 170・550 µM、図では 174・550 µM)だけ群のあいだに差があり(p<0.01)、PAV/PAV の評点が他の 2 群より有意に高かったと書く。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Suprathreshold Measures」・図 3 の差し込み図 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | PROP 550 µM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 550 µM の水溶液(図 3 の 3 番目の濃度) | 約 3 | 約 1〜2 | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 先に書いた型の群の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 本文は、PROP では 2 番目と 3 番目の濃度(本文の表記で 170・550 µM、図では 174・550 µM)だけ群のあいだに差があり(p<0.01)、PAV/PAV の評点が他の 2 群より有意に高かったと書く。PAV/AVI と AVI/AVI の組の結果は書かれていない。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Suprathreshold Measures」・図 3 の差し込み図 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | PROP 550 µM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 550 µM の水溶液(図 3 の 3 番目の濃度) | 約 12 | 約 3 | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 本文は、PROP では 2 番目と 3 番目の濃度(本文の表記で 170・550 µM、図では 174・550 µM)だけ群のあいだに差があり(p<0.01)、PAV/PAV の評点が他の 2 群より有意に高かったと書く。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Suprathreshold Measures」・図 3 の差し込み図 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | PROP 5500 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 5500 µM の水溶液(図 3 の最も濃い液) | 約 21 | 約 12 | 苦味の強さ(gLMS を標準化した評点の群の幾何平均、大きいほど強い)。値は図 3 の小さな差し込み図の概算で、読める精度に丸めた | 先に書いた型の群の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 本文は、PROP で群のあいだに差が報告されたのは 2 番目と 3 番目の濃度だけと書く。最も濃い液でこの組を検定した結果は書かれていない。AVI/AVI の 2 名が強く感じ、PAV/PAV の 2 名がほとんど感じなかったと原典は書く。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Suprathreshold Measures」・図 3 の差し込み図 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型で分けた群が同じ標準の液を評価した。群ごとの人数が本文に無く、液の量や口に含む時間は補足資料にあり確かめていない。値は図の概算 | |||||
Duffy ら 2004 官能だけ
Bitter Receptor Gene (TAS2R38), 6-n-Propylthiouracil (PROP) Bitterness and Alcohol Intake. Alcoholism: Clinical and Experimental Research 28(11):1629-1637 — doi:10.1097/01.alc.0000145789.55183.d4
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の著者原稿(方法・結果・表 2)。図 2 は PMC の画像を取得して目で読んだ。論文の主題は飲酒で、この表では PROP の評価だけを使い、飲酒・健康に結びつけた部分は使わない 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PROP の水溶液。閾値は 0.001〜3.2 mM(1/4 対数刻み)、閾上は 0.032〜3.2 mM の 5 濃度(半対数刻み)
- 加工・調理
- 該当しない(液を作っただけ)
- 出し方・食べ方
- 閾値: 10 mL の 2 試料(水と PROP)を口に含み、強い方を選ぶ上下法(反転 2〜7 回目の幾何平均)。閾上: 5 濃度を 2 回ずつ評価
- 誰が・どの尺度で
- 健康な成人 84 名(女 53・男 31、36±13 歳)。遺伝子型 PAV/PAV 21・PAV/AVI 37・AVI/AVI 26。閾値は先に参加した 48 名だけ(本文の F(2,46) の自由度は 49 名に当たり、原典の中で人数が合わない)。強さは gLMS(0〜100)
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の閾値(官能) | 閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP の水溶液。上下法の閾値(先に参加した 48 名) | 0.011 ± 0.003 mM | 0.579 ± 0.10 mM | 閾値の濃度(mM、平均±SEM。小さいほど薄い液で分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| 閾値は遺伝子型で違った(F(2,46)=89.783、p<0.0001)。本文は平均が AVI/AVI>PAV/AVI>PAV/PAV の順と書くが、組ごとの検定の結果は書かれていない。閾値で分けた非テイスター 17 名と AVI/AVI 18 名はよく一致し、AVI/AVI で閾値がテイスター側の人が 1 名いた(0.0468 mM) 原典の位置: 結果「Relationship Between Genotype and Taste Phenotype」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液で閾値を測った。群ごとの人数と組ごとの検定が書かれていない | |||||
| 苦味の閾値(官能) | 閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP の水溶液。上下法の閾値(先に参加した 48 名) | 0.038 ± 0.001 mM | 0.579 ± 0.10 mM | 閾値の濃度(mM、平均±SEM。小さいほど薄い液で分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| 閾値は遺伝子型で違った(F(2,46)=89.783、p<0.0001)。本文は平均が AVI/AVI>PAV/AVI>PAV/PAV の順と書くが、組ごとの検定の結果は書かれていない。閾値で分けた非テイスター 17 名と AVI/AVI 18 名はよく一致し、AVI/AVI で閾値がテイスター側の人が 1 名いた(0.0468 mM) 原典の位置: 結果「Relationship Between Genotype and Taste Phenotype」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液で閾値を測った。群ごとの人数と組ごとの検定が書かれていない | |||||
| 苦味の閾値(官能) | 閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP の水溶液。上下法の閾値(先に参加した 48 名) | 0.011 ± 0.003 mM | 0.038 ± 0.001 mM | 閾値の濃度(mM、平均±SEM。小さいほど薄い液で分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| 閾値は遺伝子型で違った(F(2,46)=89.783、p<0.0001)。本文は平均が AVI/AVI>PAV/AVI>PAV/PAV の順と書くが、組ごとの検定の結果は書かれていない。閾値で分けた非テイスター 17 名と AVI/AVI 18 名はよく一致し、AVI/AVI で閾値がテイスター側の人が 1 名いた(0.0468 mM) 原典の位置: 結果「Relationship Between Genotype and Taste Phenotype」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液で閾値を測った。群ごとの人数と組ごとの検定が書かれていない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 約 50 | 約 20 | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 2 の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 遺伝子型の主効果 F(2,81)=28.594、p<0.0001。組ごとの比較で、上位 3 濃度では 3 群が互いに有意に違った(PAV/PAV>PAV/AVI>AVI/AVI、p≤0.001)。本文は PAV/PAV は PAV/AVI より「わずかに上」と書く。図の概算には読みの幅がある。同じ 84 名を 3.2 mM の評点で分けた群(下位 25% を非テイスター、上位 25% をスーパーテイスター、残りを中間)との対応は、AVI/AVI 26 名で非テイスター 15・中間 9・スーパーテイスター 2、PAV/AVI 37 名で 5・23・9、PAV/PAV 21 名で 1・10・10(表 2。順位の一致は Kendall の τ=0.46)。評点で分けた群どうしの対は、この表に入れていない 原典の位置: 結果「Relationship Between Genotype and Taste Phenotype」・図 2 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型の群(84 名)が同じ液を gLMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 約 40 | 約 20 | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 2 の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 遺伝子型の主効果 F(2,81)=28.594、p<0.0001。組ごとの比較で、上位 3 濃度では 3 群が互いに有意に違った(PAV/PAV>PAV/AVI>AVI/AVI、p≤0.001)。本文は PAV/PAV は PAV/AVI より「わずかに上」と書く。図の概算には読みの幅がある。同じ 84 名を 3.2 mM の評点で分けた群(下位 25% を非テイスター、上位 25% をスーパーテイスター、残りを中間)との対応は、AVI/AVI 26 名で非テイスター 15・中間 9・スーパーテイスター 2、PAV/AVI 37 名で 5・23・9、PAV/PAV 21 名で 1・10・10(表 2。順位の一致は Kendall の τ=0.46)。評点で分けた群どうしの対は、この表に入れていない 原典の位置: 結果「Relationship Between Genotype and Taste Phenotype」・図 2 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型の群(84 名)が同じ液を gLMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 約 50 | 約 40 | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 2 の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 遺伝子型の主効果 F(2,81)=28.594、p<0.0001。組ごとの比較で、上位 3 濃度では 3 群が互いに有意に違った(PAV/PAV>PAV/AVI>AVI/AVI、p≤0.001)。本文は PAV/PAV は PAV/AVI より「わずかに上」と書く。図の概算には読みの幅がある。同じ 84 名を 3.2 mM の評点で分けた群(下位 25% を非テイスター、上位 25% をスーパーテイスター、残りを中間)との対応は、AVI/AVI 26 名で非テイスター 15・中間 9・スーパーテイスター 2、PAV/AVI 37 名で 5・23・9、PAV/PAV 21 名で 1・10・10(表 2。順位の一致は Kendall の τ=0.46)。評点で分けた群どうしの対は、この表に入れていない 原典の位置: 結果「Relationship Between Genotype and Taste Phenotype」・図 2 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型の群(84 名)が同じ液を gLMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算 | |||||
Fischer ら 2014 官能だけ
The Associations Between 6-N-propylthiouracil (PROP) Intensity and Taste Intensities Differ by TAS2R38 Haplotype. Journal of Nutrigenetics and Nutrigenomics 7(3):143-152 — doi:10.1159/000371552
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の著者原稿(方法・結果・図 1)。巻号は 2014 年、公開は 2015 年 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PROP 1.0 M を含ませた濾紙の円板(液を口に含むのではない。濃度は含ませた液の濃度)。ほかの 4 味の円板のあと、最後に評価
- 加工・調理
- 該当しない(液を紙に染み込ませた)
- 出し方・食べ方
- 記載なし(円板の置き方・時間は本文に無い)
- 誰が・どの尺度で
- 45 歳以上で共通の型だけを持つ 1258 名(PAV/PAV 222・PAV/AVI 583・AVI/AVI 453)。gLMS(0〜100)の練習を終えた人だけ。群の平均は調整していない値で、分散分析と調整しない組ごとの比較
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 1.0 M を含ませた濾紙の円板(濃度は含ませた液の濃度) | 60.1 | 14.4 | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い) | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 組ごとの比較はすべて p<0.0001(分散分析と、調整しない組ごとの比較)。遺伝子型が PROP の強さのばらつきの 35.6% を説明。PAV/PAV で非常に低い人、AVI/AVI で非常に高い人もいた。値は年齢・性別で調整した平均ではない 原典の位置: 方法「Statistical Analyses」・結果・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型の群(1258 名)が同じ円板を gLMS で評価し、組ごとの検定がある。液ではなく濾紙の円板 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 紙の円板 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 1.0 M を含ませた濾紙の円板(濃度は含ませた液の濃度) | 46.5 | 14.4 | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い) | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 組ごとの比較はすべて p<0.0001(分散分析と、調整しない組ごとの比較)。遺伝子型が PROP の強さのばらつきの 35.6% を説明。PAV/PAV で非常に低い人、AVI/AVI で非常に高い人もいた。値は年齢・性別で調整した平均ではない 原典の位置: 方法「Statistical Analyses」・結果・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型の群(1258 名)が同じ円板を gLMS で評価し、組ごとの検定がある。液ではなく濾紙の円板 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 1.0 M を含ませた濾紙の円板(濃度は含ませた液の濃度) | 60.1 | 46.5 | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い) | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 組ごとの比較はすべて p<0.0001(分散分析と、調整しない組ごとの比較)。遺伝子型が PROP の強さのばらつきの 35.6% を説明。PAV/PAV で非常に低い人、AVI/AVI で非常に高い人もいた。値は年齢・性別で調整した平均ではない 原典の位置: 方法「Statistical Analyses」・結果・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型の群(1258 名)が同じ円板を gLMS で評価し、組ごとの検定がある。液ではなく濾紙の円板 | |||||
Melis ら 2013 官能だけ
The Gustin (CA6) Gene Polymorphism, rs2274333 (A/G), as a Mechanistic Link between PROP Tasting and Fungiform Taste Papilla Density and Maintenance. PLoS ONE 8(9):e74151 — doi:10.1371/journal.pone.0074151
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の全文 XML(方法・結果・図 1)。図 1 は画像で確かめ、値は目で読んだ概算。論文の主題は gustin の遺伝子と茸状乳頭で、この表では TAS2R38 の群の比較だけを使う 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PROP の水溶液。閾値は 0.00001〜32 mM(1/4 対数刻み)、強さは 3.2 mM
- 加工・調理
- 該当しない(液を作っただけ)
- 出し方・食べ方
- 強さ: 10 mL を 10 秒口に含んで吐き出す。閾値: 3 杯から選ぶ 3-AFC の上昇法(別の日)
- 誰が・どの尺度で
- サルデーニャの若い成人 63 名(本文と表。要旨は 64 名、男女の内訳の合計も 64 で、原典の中で合わない)。遺伝子型 PAV/PAV 10・PAV/AVI 33・AVI/AVI 20。強さは LMS。図は平均±SEM、Newman–Keuls
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の閾値(官能) | 閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP の水溶液。3-AFC の上昇法の閾値 | 約 0.2 mM | 約 2.8 mM | 閾値の濃度(mM、群の平均。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 1 の概算 | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| 閾値は TAS2R38 の型で違った(F[2,58]=6.0189、p=0.0042)。AVI/AVI は他の 2 群より高い(p≤0.00158、Newman–Keuls)。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「PROP Thresholds and Bitterness Intensity」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液で閾値を測り、組ごとの検定がある。値は図の概算。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
| 苦味の閾値(官能) | 閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP の水溶液。3-AFC の上昇法の閾値 | 約 0.9 mM | 約 2.8 mM | 閾値の濃度(mM、群の平均。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 1 の概算 | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| 閾値は TAS2R38 の型で違った(F[2,58]=6.0189、p=0.0042)。AVI/AVI は他の 2 群より高い(p≤0.00158、Newman–Keuls)。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「PROP Thresholds and Bitterness Intensity」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液で閾値を測り、組ごとの検定がある。値は図の概算。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
| 苦味の閾値(官能) | 閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP の水溶液。3-AFC の上昇法の閾値 | 約 0.2 mM | 約 0.9 mM | 閾値の濃度(mM、群の平均。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 1 の概算 | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差なし |
| PAV/PAV と PAV/AVI は有意差なし(p>0.05)。有意差が無いことは同じという意味ではない。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「PROP Thresholds and Bitterness Intensity」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液で閾値を測り、組ごとの検定がある。値は図の概算。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL を 10 秒 | 約 77 | 約 24.5 | 苦味の強さ(LMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 苦味は TAS2R38 の型で違った(F[2,58]=32.468、p<0.000001)。PAV/PAV>PAV/AVI(p≤0.0173)、PAV/AVI>AVI/AVI(p=0.00011)、図の文字の違いで PAV/PAV と AVI/AVI も有意(Newman–Keuls)。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「PROP Thresholds and Bitterness Intensity」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液を LMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL を 10 秒 | 約 61.5 | 約 24.5 | 苦味の強さ(LMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 苦味は TAS2R38 の型で違った(F[2,58]=32.468、p<0.000001)。PAV/PAV>PAV/AVI(p≤0.0173)、PAV/AVI>AVI/AVI(p=0.00011)、図の文字の違いで PAV/PAV と AVI/AVI も有意(Newman–Keuls)。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「PROP Thresholds and Bitterness Intensity」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液を LMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL を 10 秒 | 約 77 | 約 61.5 | 苦味の強さ(LMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 苦味は TAS2R38 の型で違った(F[2,58]=32.468、p<0.000001)。PAV/PAV>PAV/AVI(p≤0.0173)、PAV/AVI>AVI/AVI(p=0.00011)、図の文字の違いで PAV/PAV と AVI/AVI も有意(Newman–Keuls)。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「PROP Thresholds and Bitterness Intensity」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液を LMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
Melis ら 2015 官能だけ
Dose-Dependent Effects of L-Arginine on PROP Bitterness Intensity and Latency and Characteristics of the Chemical Interaction between PROP and L-Arginine. PLoS ONE 10(6):e0131104 — doi:10.1371/journal.pone.0131104
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の全文 XML(方法・結果・図 4)。図 4 は画像で確かめ、値は目で読んだ概算。論文の主題は L-アルギニンを加えた PROP で、この表では何も加えない PROP の液の群の比較だけを使う 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PROP 3.2 mM の水溶液(何も加えない液)
- 加工・調理
- 該当しない(液を作っただけ)
- 出し方・食べ方
- 4 mL を口の中で動かし、味がするまで(最長約 2 分)含んで吐き出す
- 誰が・どの尺度で
- 20〜35 歳の 51 名(男 14・女 37)。遺伝子型 PAV/PAV 10・PAV/AVI 23・AVI/AVI 18。強さは LMS。図は平均±SEM、Newman–Keuls。PROP の評点によるテイスター型の群もあるが、この表には入れていない
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 4 mL(何も加えない液) | 約 69 | 約 3 | 苦味の強さ(LMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 4A の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 苦味は遺伝子型で違った(F[2,48]>31.392、p<0.00001)。AVI/AVI は他の 2 群より低い(p=0.000128、Newman–Keuls)。何も加えない 3.2 mM の液で苦味を感じなかった 8 名はすべて AVI/AVI。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「PROP taster status and genotyping」の続き・図 4A 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液を LMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 4 mL(何も加えない液) | 約 51 | 約 3 | 苦味の強さ(LMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 4A の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 苦味は遺伝子型で違った(F[2,48]>31.392、p<0.00001)。AVI/AVI は他の 2 群より低い(p=0.000128、Newman–Keuls)。何も加えない 3.2 mM の液で苦味を感じなかった 8 名はすべて AVI/AVI。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「PROP taster status and genotyping」の続き・図 4A 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液を LMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 4 mL(何も加えない液) | 約 69 | 約 51 | 苦味の強さ(LMS 0〜100、群の平均、大きいほど強い)。値は図 4A の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| PAV/PAV と PAV/AVI は有意差なし(p=0.12)。有意差が無いことは同じという意味ではない。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「PROP taster status and genotyping」の続き・図 4A 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ液を LMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
Sollai ら 2017 官能だけ
First objective evaluation of taste sensitivity to 6-n-propylthiouracil (PROP), a paradigm gustatory stimulus in humans. Scientific Reports 7:40353 — doi:10.1038/srep40353
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の全文 XML(方法・結果・図 1)。図 1 は画像で確かめ、中央値は目で読んだ概算。論文の主題は舌の電気生理で、この表では苦味の評点の群の比較だけを使う 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PROP 3.2 mM の液 30 µL を含ませた直径 6 mm の紙の円板(液を口に含むのではない)
- 加工・調理
- 該当しない(液を紙に染み込ませた)
- 出し方・食べ方
- 円板を舌の先の円い部分に 15 秒置いた(電気の記録の最中)
- 誰が・どの尺度で
- 測った 45 名のうち、2 つの方法(液の 3 溶液試験と 50 mM の含浸紙片)でテイスター型の分類が一致しなかった 2 名を除いた 43 名。遺伝子型 PAV/PAV 7・PAV/AVI 25・AVI/AVI 11。強さは LMS。図は箱ひげ図(中央値)、Newman–Keuls
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の液 30 µL を含ませた紙の円板を舌の先に 15 秒 | 約 60 | 約 3 | 苦味の強さ(LMS、群の中央値、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 苦味は遺伝子型で違った(F 2,40 =11.294、P=0.00014)。AVI/AVI は他の 2 群より低い(P<0.0016、Newman–Keuls)。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果の冒頭・図 1・方法「PROP taste stimulations」 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ紙の円板を LMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の中央値の概算で、電気の記録の最中の評価。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 紙の円板 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の液 30 µL を含ませた紙の円板を舌の先に 15 秒 | 約 35 | 約 3 | 苦味の強さ(LMS、群の中央値、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 苦味は遺伝子型で違った(F 2,40 =11.294、P=0.00014)。AVI/AVI は他の 2 群より低い(P<0.0016、Newman–Keuls)。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果の冒頭・図 1・方法「PROP taste stimulations」 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ紙の円板を LMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の中央値の概算で、電気の記録の最中の評価。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の液 30 µL を含ませた紙の円板を舌の先に 15 秒 | 約 60 | 約 35 | 苦味の強さ(LMS、群の中央値、大きいほど強い)。値は図 1 の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| PAV/PAV と PAV/AVI は有意差なし(P>0.05)。有意差が無いことは同じという意味ではない。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果の冒頭・図 1・方法「PROP taste stimulations」 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ紙の円板を LMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の中央値の概算で、電気の記録の最中の評価。同じ研究室の別の研究と参加者が重なっているかは確かめられない | |||||
Nolden ら 2024 官能だけ
Differential Activation of TAS2R4 May Recover Ability to Taste Propylthiouracil for Some TAS2R38 AVI Homozygotes. Nutrients 16(9):1357 — doi:10.3390/nu16091357
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の全文 XML(方法・結果 3.3・表 1・図 3)。図 3 には数値の目盛りが無く、目盛りの言葉の位置から換算した概算(換算の位置は同じ研究の 2020 年の論文が書く gLMS の位置)。同じ研究の初回の参加者を扱った Nolden ら 2020 の値は、この行に移していない 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PROP の水溶液 0.032・0.1・0.32・1.0・3.2 mM(半対数刻み)
- 加工・調理
- 該当しない(液を作っただけ)
- 出し方・食べ方
- 各濃度を 2 回ずつ評価(試料のあいだは水ですすぐ)
- 誰が・どの尺度で
- 243 名(平均 25.8 歳)のうち、主な 3 つの遺伝子型の 218 名(PAV/PAV 48・PAV/AVI 119・AVI/AVI 51)。gLMS。Tukey–Kramer
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 約 55 | 約 20 | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 3 を、同じ研究の 2020 年の論文が書く尺度の位置で換算した概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| TAS2R38 のディプロタイプが 3.2 mM の苦味のばらつきの 29.3% を説明(F(1,216)=89.4、p<0.0001)。上位 3 濃度では 3 群が互いに有意に違ったと本文は書く(Tukey–Kramer、組ごとの p の値は無い)。図には数値の目盛りが無く、目盛りの言葉の位置(同じ研究の 2020 年の論文が書く「中くらい」17・「強い」35・「とても強い」51)から換算した概算。手順と人数から同じ実験系列と判断した 2020 年の論文(初回の 220 名)の平均は、この行に移していない。AVI/AVI の一部は強く感じた、という点が論文の焦点 原典の位置: 結果 3.3・図 3・表 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群(218 名)が同じ液を gLMS で評価し、組ごとの比較がある。値は目盛りの言葉から換算した図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 約 44 | 約 20 | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 3 を、同じ研究の 2020 年の論文が書く尺度の位置で換算した概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| TAS2R38 のディプロタイプが 3.2 mM の苦味のばらつきの 29.3% を説明(F(1,216)=89.4、p<0.0001)。上位 3 濃度では 3 群が互いに有意に違ったと本文は書く(Tukey–Kramer、組ごとの p の値は無い)。図には数値の目盛りが無く、目盛りの言葉の位置(同じ研究の 2020 年の論文が書く「中くらい」17・「強い」35・「とても強い」51)から換算した概算。手順と人数から同じ実験系列と判断した 2020 年の論文(初回の 220 名)の平均は、この行に移していない。AVI/AVI の一部は強く感じた、という点が論文の焦点 原典の位置: 結果 3.3・図 3・表 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群(218 名)が同じ液を gLMS で評価し、組ごとの比較がある。値は目盛りの言葉から換算した図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液(5 濃度のうち最も濃い液) | 約 55 | 約 44 | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 3 を、同じ研究の 2020 年の論文が書く尺度の位置で換算した概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| TAS2R38 のディプロタイプが 3.2 mM の苦味のばらつきの 29.3% を説明(F(1,216)=89.4、p<0.0001)。上位 3 濃度では 3 群が互いに有意に違ったと本文は書く(Tukey–Kramer、組ごとの p の値は無い)。図には数値の目盛りが無く、目盛りの言葉の位置(同じ研究の 2020 年の論文が書く「中くらい」17・「強い」35・「とても強い」51)から換算した概算。手順と人数から同じ実験系列と判断した 2020 年の論文(初回の 220 名)の平均は、この行に移していない。AVI/AVI の一部は強く感じた、という点が論文の焦点 原典の位置: 結果 3.3・図 3・表 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群(218 名)が同じ液を gLMS で評価し、組ごとの比較がある。値は目盛りの言葉から換算した図の概算 | |||||
Aoki ら 2023 官能だけ
Association between Genetic Variation in the TAS2R38 Bitter Taste Receptor and Propylthiouracil Bitter Taste Thresholds among Adults Living in Japan Using the Modified 2AFC Procedure with the Quest Method. Nutrients 15(10):2415 — doi:10.3390/nu15102415
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の全文 XML(方法 2.3・結果 3.2・表 2・図 4)。図 4 は画像で確かめ、中央値は目で読んだ概算(縦軸は対数) 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PROP の水溶液 0.002〜3.2 mM の 20 段階(1/6 対数刻み)
- 加工・調理
- 該当しない(液を作っただけ)
- 出し方・食べ方
- 10 mL の水と PROP の液を順に口に含んで吐き出し、味のある方を答える修正 2AFC。QUEST 法で 75% 正答の点を検出閾値とした。急に強い苦味を出さないよう、上げ幅に制限を設けた
- 誰が・どの尺度で
- 日本に住む成人。遺伝子型は 118 名、閾値を測ったのは 79 名(PAV/PAV 24・PAV/AVI 43・AVI/AVI 12)。対数にした閾値で分散分析、Tukey
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の閾値(官能) | 閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP の水溶液 10 mL。修正 2AFC と QUEST 法の検出閾値 | 約 0.025 mM | 約 1.3 mM | 検出閾値の濃度(mM、群の中央値。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 4 の概算(縦軸は対数) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| 対数にした閾値で遺伝子型の効果(年齢を共変量にした分析で F(2,75)=161.46、p<0.001)。Tukey で p<0.001。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 方法 2.3・結果 3.2・表 2・図 4 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群(79 名)が同じ手順で閾値を測り、組ごとの検定がある。値は図の中央値の概算。AVI/AVI は 12 名 | |||||
| 苦味の閾値(官能) | 閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP の水溶液 10 mL。修正 2AFC と QUEST 法の検出閾値 | 約 0.043 mM | 約 1.3 mM | 検出閾値の濃度(mM、群の中央値。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 4 の概算(縦軸は対数) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| 対数にした閾値で遺伝子型の効果(年齢を共変量にした分析で F(2,75)=161.46、p<0.001)。Tukey で p<0.001。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 方法 2.3・結果 3.2・表 2・図 4 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群(79 名)が同じ手順で閾値を測り、組ごとの検定がある。値は図の中央値の概算。AVI/AVI は 12 名 | |||||
| 苦味の閾値(官能) | 閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP の水溶液 10 mL。修正 2AFC と QUEST 法の検出閾値 | 約 0.025 mM | 約 0.043 mM | 検出閾値の濃度(mM、群の中央値。小さいほど薄い液で分かる)。値は図 4 の概算(縦軸は対数) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意 |
| 対数にした閾値で遺伝子型の効果(年齢を共変量にした分析で F(2,75)=161.46、p<0.001)。Tukey で p<0.01。PAV/PAV の最も低い 1 名を除いても p<0.05 で有意。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 方法 2.3・結果 3.2・表 2・図 4 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群(79 名)が同じ手順で閾値を測り、組ごとの検定がある。値は図の中央値の概算。AVI/AVI は 12 名 | |||||
Campbell ら 2012 官能だけ
Evolution of Functionally Diverse Alleles Associated with PTC Bitter Taste Sensitivity in Africa. Molecular Biology and Evolution 29(4):1141-1153 — doi:10.1093/molbev/msr293
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の全文(方法・結果)。図 3 と補足資料(年齢・性別の調整式、検定の表)は取得していない。論文の主題は遺伝子の進化 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PTC の希釈系列の小瓶(13・11・9・7・5・3・1。13 が最も薄い)
- 加工・調理
- 該当しない(液を作っただけ)
- 出し方・食べ方
- 野外で、Harris–Kalmus 法を変えた認知の方法で、苦味が分かった最も薄い番号を記録
- 誰が・どの尺度で
- カメルーンとケニアの 463 名。群ごとの人数は本文に無い。値は調整していない点数(本文の ± が標準偏差か標準誤差かは書かれていない)
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の閾値(官能) | PTC 希釈番号 PAV/PAV 対 AVI/AVI PTC の希釈系列(13 が最も薄く 1 が最も濃い)。野外での認知の方法 | 9.51 ± 1.66 | 3.36 ± 2.11 | 苦味が分かった最も薄い液の番号(群の平均。大きいほど薄い液で分かる) | 先に書いた型の群の方が薄い液で苦味が分かる 検定あり・有意差の報告はあるが、どの組の差かは不明 |
| 線形回帰と Kruskal–Wallis で遺伝子型との関連(どちらも P<0.001)。これは多くの型を並べた全体の検定で、この組の検定ではない。組ごとの検定は補足資料(取得していない)にも、あるかどうか確かめられない。値は年齢・性別で調整していない点数。± が標準偏差か標準誤差かは書かれていない。稀な型の組み合わせ(AAI/AVI など)は中間(6.32 ± 2.06) 原典の位置: 結果「Association between genotype and phenotype」 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ希釈系列で測ったが、取得・確認した本文では、この組の検定の結果を確認できず、群ごとの人数も本文に無い。アフリカの集団で稀な型が多く、ほかの研究と祖先・方法が違う | |||||
Graham ら 2021 官能だけ
The Associations Between Bitter and Fat Taste Sensitivity, and Dietary Fat Intake: Are They Impacted by Genetic Predisposition?. Chemical Senses 46:bjab029 — doi:10.1093/chemse/bjab029
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の全文(方法・結果・図 1 の説明)。中央値と四分位範囲は本文の値。論文の主題は脂肪の味と食事で、この表では PTC の評価の群の比較だけを使う 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PTC を含ませた市販の紙片(EISCO FSC1031。含ませた量・濃度は本文に無い)
- 加工・調理
- 該当しない(液を紙に染み込ませた)
- 出し方・食べ方
- 記載なし(紙片の当て方・時間は本文に無い)
- 誰が・どの尺度で
- 英国の白人の成人 88 名。PAV/PAV 13・AVI/PAV 41・AVI/AVI 24・PAV/AAV 3・AVI/AAV 7。gLMS(0〜100)。Kruskal–Wallis と Bonferroni で調整した組ごとの比較
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | 紙片 PAV/PAV 対 AVI/AVI PTC を含ませた市販の紙片(含ませた量・濃度は記載なし) | 31[30] | 2[6] | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の中央値[四分位範囲]、大きいほど強い) | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Kruskal–Wallis と Bonferroni で調整した組ごとの比較で P=1×10⁻⁶ 原典の位置: 結果「Genetics and taste sensitivity」・図 1A の説明 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ市販の紙片を gLMS で評価し、一部の組に検定がある。紙片の濃度が分からず、PAV/PAV は 13 名 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 紙片 PAV/AVI 対 AVI/AVI PTC を含ませた市販の紙片(含ませた量・濃度は記載なし) | 9[24] | 2[6] | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の中央値[四分位範囲]、大きいほど強い) | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| Kruskal–Wallis と Bonferroni で調整した組ごとの比較で P=0.002(原典の表記は AVI/PAV) 原典の位置: 結果「Genetics and taste sensitivity」・図 1A の説明 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ市販の紙片を gLMS で評価し、一部の組に検定がある。紙片の濃度が分からず、PAV/PAV は 13 名 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 紙片 PAV/PAV 対 PAV/AVI PTC を含ませた市販の紙片(含ませた量・濃度は記載なし) | 31[30] | 9[24] | 苦味の強さ(gLMS 0〜100、群の中央値[四分位範囲]、大きいほど強い) | 先に書いた型の群の方が苦い 検定の方法は記載あり・この比較の結果は記載なし |
| 検定の方法(Kruskal–Wallis と Bonferroni の組ごとの比較)は書かれているが、この組の結果は書かれていない 原典の位置: 結果「Genetics and taste sensitivity」・図 1A の説明 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群が同じ市販の紙片を gLMS で評価し、一部の組に検定がある。紙片の濃度が分からず、PAV/PAV は 13 名 | |||||
Smutzer ら 2013 官能だけ
Validation of Edible Taste Strips for Assessing PROP Taste Perception. Chemical Senses 38(6):529-539 — doi:10.1093/chemse/bjt023
- 原文の確認の深さ
- 全文で確認 — PMC の全文(方法・結果)。図 1 は PMC の画像を取得して目で読んだ(縦軸は 60 の上で途切れる) 確かめた者: LLM(読み取りの係が抜き出し、別の者が原典で照合。人の確認は無い)、2026-10-24。
- 試料
- PROP の水溶液 0.032・0.32・3.2 mM と、PROP 400・600 nmol を含む可溶性のフィルム(プルランなどで作った 1 インチ角。量は 1 枚の含有量)
- 加工・調理
- フィルムは PROP を混ぜた液を流して乾かした。液は該当しない
- 出し方・食べ方
- フィルムを先に、液をあとに評価。フィルムは舌にのせ上あごに当ててから飲み込む。液は 10 mL。前後に水で 2 回すすぐ
- 誰が・どの尺度で
- 118 名のうち、外れ値 1 名と稀な型 9 名を除いた 108 名(PAV/PAV 35・PAV/AVI 38・AVI/AVI 35)。遺伝子型は Monell 化学感覚センターで決めた。gLMS。図は平均±SEM、Newman–Keuls
| 測ったもの | 比べた組・条件 | 先に書いた型の群 | 後に書いた型の群 | 単位 | 向き・検定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苦味の強さ(官能) | 液 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL | 約 61.5 | 約 15 | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1B の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 3.2 mM で遺伝子型の効果(F(2,105)=48.5)。Newman–Keuls の組ごとの比較は、0.032 mM の PAV/PAV 対 AVI/AVI(P=0.09)と 0.32 mM の PAV/PAV 対 PAV/AVI(P=0.06)を除いてすべて P<0.05 と本文は書く。3.2 mM では 3 群の組すべてが該当する。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Taste intensity values for PROP strips and PROP solutions」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型の群(108 名)が同じ液を gLMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 液 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL | 約 50.5 | 約 15 | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1B の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 3.2 mM で遺伝子型の効果(F(2,105)=48.5)。Newman–Keuls の組ごとの比較は、0.032 mM の PAV/PAV 対 AVI/AVI(P=0.09)と 0.32 mM の PAV/PAV 対 PAV/AVI(P=0.06)を除いてすべて P<0.05 と本文は書く。3.2 mM では 3 群の組すべてが該当する。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Taste intensity values for PROP strips and PROP solutions」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型の群(108 名)が同じ液を gLMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | 液 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 3.2 mM の水溶液 10 mL | 約 61.5 | 約 50.5 | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1B の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| 3.2 mM で遺伝子型の効果(F(2,105)=48.5)。Newman–Keuls の組ごとの比較は、0.032 mM の PAV/PAV 対 AVI/AVI(P=0.09)と 0.32 mM の PAV/PAV 対 PAV/AVI(P=0.06)を除いてすべて P<0.05 と本文は書く。3.2 mM では 3 群の組すべてが該当する。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Taste intensity values for PROP strips and PROP solutions」・図 1 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 使える — 遺伝子型の群(108 名)が同じ液を gLMS で評価し、組ごとの検定がある。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | フィルム 600 nmol PAV/PAV 対 AVI/AVI PROP 600 nmol を含む可溶性フィルム(1 枚の含有量。液の濃度ではない) | 約 43.5 | 約 13 | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1A の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| フィルムで遺伝子型の効果(600 nmol で F(2,105)=19.8、P<0.0001)。PAV/PAV と PAV/AVI は AVI/AVI より高い(Newman–Keuls、P<0.001)。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Taste intensity values for PROP strips and PROP solutions」・図 1・考察 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群(108 名)が同じフィルムを gLMS で評価し、検定がある。液ではなくフィルムで、量は 1 枚の含有量。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | フィルム 600 nmol PAV/AVI 対 AVI/AVI PROP 600 nmol を含む可溶性フィルム(1 枚の含有量。液の濃度ではない) | 約 37 | 約 13 | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1A の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意 |
| フィルムで遺伝子型の効果(600 nmol で F(2,105)=19.8、P<0.0001)。PAV/PAV と PAV/AVI は AVI/AVI より高い(Newman–Keuls、P<0.001)。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Taste intensity values for PROP strips and PROP solutions」・図 1・考察 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群(108 名)が同じフィルムを gLMS で評価し、検定がある。液ではなくフィルムで、量は 1 枚の含有量。値は図の概算 | |||||
| 苦味の強さ(官能) | フィルム 600 nmol PAV/PAV 対 PAV/AVI PROP 600 nmol を含む可溶性フィルム(1 枚の含有量。液の濃度ではない) | 約 43.5 | 約 37 | 苦味の強さ(gLMS、群の平均、大きいほど強い)。値は図 1A の概算 | 先に書いた型の群の方が苦い 検定あり・有意差なし |
| 考察は、フィルムでは PAV/PAV と PAV/AVI のあいだに統計的な差が無かったと書く(p の値は無い)。有意差が無いことは同じという意味ではない。400 nmol のフィルムでも同じ形。図の概算には読みの幅がある。 原典の位置: 結果「Taste intensity values for PROP strips and PROP solutions」・図 1・考察 同じ PROP・PTC の標準の刺激(液・液を含ませた紙・可溶性のフィルム)を TAS2R38 の遺伝子型の違う人の群が評価したとき、苦味の強さや閾値が群で違うかの比較に: 限られる — 遺伝子型の群(108 名)が同じフィルムを gLMS で評価し、検定がある。液ではなくフィルムで、量は 1 枚の含有量。値は図の概算 | |||||
実験の中で確かめられたこと
同じ研究の中で、同じ刺激を評価した遺伝子型の群を比べた結果だけを書く。検定が示されていない結果は、そのとおりに書く。
- Duffy らでは、同じ 84 名が 3.2 mM の PROP の液を評価し、PAV/PAV 約 50、PAV/AVI 約 40、AVI/AVI 約 20(図の概算)で、3 群は互いに有意に違った。著者は PAV/PAV が PAV/AVI より「わずかに上」と書く。 [表の行: Duffy ら 2004 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Duffy ら 2004 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI/Duffy ら 2004 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI]
- Fischer らでは、45 歳以上の 1258 名が PROP 1.0 M を含ませた濾紙の円板を評価し、平均は PAV/PAV 60.1、PAV/AVI 46.5、AVI/AVI 14.4 で、どの組も p<0.0001 だった。 [表の行: Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/AVI 対 AVI/AVI/Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI]
- 閾値でも向きは同じだった。Aoki らの日本の成人 79 名では、検出閾値の中央値が PAV/PAV 約 0.025 mM、PAV/AVI 約 0.043 mM、AVI/AVI 約 1.3 mM(図の概算)で、3 つの組すべてに有意差があった。Bufe らの PTC の認知閾値は 25.0・40.6・4730 µM で、PAV/PAV と PAV/AVI のあいだに有意差は示されなかったと著者は書く。 [表の行: Aoki ら 2023 閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Aoki ら 2023 閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI/Aoki ら 2023 閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI/Bufe ら 2005 PTC 認知閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Bufe ら 2005 PTC 認知閾値 PAV/AVI 対 AVI/AVI/Bufe ら 2005 PTC 認知閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI]
- Bufe らでは、PTC と PROP で型の差の出方が違った。PTC の 5600 µM では 3 群が互いに有意に違ったが、PROP では差があったのは中ほどの 2 濃度だけで、最も濃い 5500 µM では有意差が示されなかった。PROP では、AVI/AVI の 2 名が強く感じ、PAV/PAV の 2 名がほとんど感じなかったと原典は書く。 [表の行: Bufe ら 2005 PTC 5600 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Bufe ら 2005 PTC 5600 µM PAV/AVI 対 AVI/AVI/Bufe ら 2005 PTC 5600 µM PAV/PAV 対 PAV/AVI/Bufe ら 2005 PROP 550 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Bufe ら 2005 PROP 5500 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI]
- Smutzer らでは、同じ 108 名が液とフィルムの両方を評価した。3.2 mM の液では 3 群が互いに有意に違ったが、600 nmol のフィルムでは PAV/PAV と PAV/AVI のあいだに統計的な差が無かったと著者は書く。 [表の行: Smutzer ら 2013 液 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Smutzer ら 2013 液 3.2 mM PAV/AVI 対 AVI/AVI/Smutzer ら 2013 液 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI/Smutzer ら 2013 フィルム 600 nmol PAV/PAV 対 AVI/AVI/Smutzer ら 2013 フィルム 600 nmol PAV/AVI 対 AVI/AVI/Smutzer ら 2013 フィルム 600 nmol PAV/PAV 対 PAV/AVI]
結果の違いの説明の候補
研究のあいだで違う条件のうち、結果の違いを説明しうるものと、著者の解釈。 複数の条件が同時に違うので、どれが効いたかは分からない。ここに書くのは候補で、原因ではない。
- PAV/PAV と PAV/AVI の差が研究で割れる説明の候補として、提示の形と濃度の違いがある。Smutzer らの同じ参加者でも、液では PAV/PAV と PAV/AVI に有意差が示され、フィルムでは有意差が示されなかった。液・濾紙の円板・紙片・フィルムでは、口に入る量の測り方が違い、紙の濃度は含ませた液の濃度で、口の中の濃度ではない。 [表の行: Smutzer ら 2013 液 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI/Smutzer ら 2013 フィルム 600 nmol PAV/PAV 対 PAV/AVI/Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI/Sollai ら 2017 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI]
- 閾値と、濃い液の強さの評点は別の測りで、型の効き方が違いうる。Melis らの 2013 年の同じ参加者では、閾値は PAV/PAV と PAV/AVI に有意差が無く、3.2 mM の強さでは有意差があった。Bufe らでも、PAV/AVI の認知閾値は PAV/PAV に近く、閾上の強さは中間だったと著者は書く。 [表の行: Melis ら 2013 閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI/Melis ら 2013 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI/Bufe ら 2005 PTC 認知閾値 PAV/PAV 対 PAV/AVI/Bufe ら 2005 PTC 5600 µM PAV/PAV 対 PAV/AVI]
- 群の人数の違いも候補になる。有意差が示されなかった Melis らの 2015 年は PAV/PAV が 10 名、Sollai らは 7 名で、Fischer らは 222 名と 583 名だった。人数が少ないと、差があっても検出しにくい。 [表の行: Melis ら 2015 3.2 mM PAV/PAV 対 PAV/AVI/Sollai ら 2017 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI/Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/PAV 対 PAV/AVI]
- 年齢と集団も候補になる。Mennella らでは、年齢による違いは PAV/AVI の中だけで見られた(調べた範囲の表に書いた)。Campbell らのアフリカの集団では稀な型が多く、中間の感度の組み合わせがあった。日本の Aoki らでは PAV/PAV の割合が高い。著者たちは、TAS2R38 のほかの遺伝子(TAS2R4、gustin)や唾液の成分も関わりうると書くが、この表の比較だけでは確かめられない。 [表の行: Campbell ら 2012 PTC 希釈番号 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Aoki ら 2023 閾値 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Nolden ら 2024 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Melis ら 2013 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI]
分かっていないこと——この比較だけでは分けられないこと
- PROP の評点で分けた「スーパーテイスター」などの群は、この表の対にしていない。Duffy らのように、同じ 3.2 mM の評点で群を分けてその評点を比べると、差は分け方の定義からほぼ決まる。Melis らの 2015 年や Sollai らのように、分類の試験とは別の日・別の提示で PROP を評価した場合は定義だけでは決まらないが、分類に PROP の評点を使っているので、遺伝子型とは独立した証拠として扱わない。Duffy らの表 2 では、同じ 84 名を 3.2 mM の評点で分けると、AVI/AVI 26 名でもスーパーテイスターが 2 名、PAV/PAV 21 名でも非テイスターが 1 名いて、遺伝子型と評点の分類は重なるが一致しなかった。 [表の行: Duffy ら 2004 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Melis ら 2015 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Sollai ら 2017 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI]
- 行の数は独立した研究の数ではない。同じ研究の三つの組の行は同じ参加者を共有し、カリアリ大学の三本は参加者が重なっているか確かめられない。Nolden らの 2024 年の行は、同じ研究の初回を扱った 2020 年の論文と、手順と人数から同じ実験系列で参加者が重なると判断し、2020 年の論文を独立した追試に数えず行にしていない(参加者を個人の単位で照合したわけではない)。 [表の行: Nolden ら 2024 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Melis ら 2013 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Melis ら 2015 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI/Sollai ら 2017 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI]
- 評点の尺度(gLMS・LMS)、集計(平均・中央値・幾何平均)、提示の形が研究で違うので、値の大きさを研究のあいだで比べたり、倍率にしたりはできない。Campbell らは、取得・確認した本文では、型どうしの組の検定の結果を確認できない。図の概算には読みの幅がある。 [表の行: Campbell ら 2012 PTC 希釈番号 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Bufe ら 2005 PTC 5600 µM PAV/PAV 対 AVI/AVI]
- 収録したのは、PROP・PTC の標準の刺激を評価した研究だけである。ブロッコリーやケールなど野菜・食品の苦味が型で違うかは、この表からは言えない。また、群の平均の差から、一人ひとりの苦味の感じ方や食べ物の好みを決めることはできない。 [表の行: Fischer ら 2014 紙の円板 PAV/PAV 対 AVI/AVI/Nolden ら 2024 3.2 mM PAV/PAV 対 AVI/AVI]
研究と行の数え方
根拠の行の数は、研究の数ではない。表の行・台帳の根拠の行・論文・研究グループを分けて数える。 一つの研究から、測りごとと型の組ごとに複数の行を作っている。同じ研究の三つの組の行は同じ参加者を共有し、独立ではない。 カリアリ大学の同じ研究室の三本は、台帳の上では一つの研究グループとして数えた。参加者が重なっているかは原典から確かめられない。 同じ研究の初回の参加者を扱った別の論文(Nolden らの前の論文)は、手順と人数から同じ実験系列で参加者が重なると判断し、独立した追試に数えず行にしていない。 全文を読んだが表に入れなかった三本(群の値が無い Garneau ら・Behrens ら、同じ濃度で苦いと答えた割合だけの Mennella ら)は表の資料に数えず、調べた範囲の表に書いた。 下の一覧の「表の行」は、ここでは研究×測定結果×型の対の数である。
- 表に入れた資料: 11 本。うち人が評価した苦味の結果をこの表に載せたのは 11 本。ほかは、別のもの(成分・におい)の結果だけを載せたか、条件を考える材料として入れた。
- 表の行(研究×測定結果): 50 行。うち人が感じる苦味の行: 50 行。
- この表が拠っている研究所の台帳の根拠の行: 0 行。1 本の論文から複数の行を作っている。台帳の根拠の行が無い行は、同じ論文の別の表から取った値か、この問いのために新しく読んだ資料の値である。
- 苦味の結果を載せた研究の、台帳の上の研究グループの区分の数: 9(同じ研究室の報告は 1 つと数えた。共著者や所属が重なる所もあり、独立した追試の数ではない)。
調べた範囲
この問いのために見た資料と、表に入れた・除いた理由を残す。 研究所の台帳にある PROP・PTC と TAS2R38 の資料を見直し、PubMed で PROP・PTC・TAS2R38・遺伝子型の語を組み合わせて探し、全文のある候補を PMC の正規の頁から保存して読んだ。出版元の頁が取れなかった一本は、著者の研究室が公開する出版元版の PDF で読んだ。 要旨だけしか読めなかった研究は、方法・群ごとの人数・比較の条件を本文で確かめられないので、表に入れず保留にした。 PROP の評点で分けた群だけの研究、PROP・PTC 以外の試料(キニーネ・野菜・食品など)の研究、遺伝子型を測っていない研究、遺伝率の研究は、範囲外として理由を書いた。 ここに書いた探し方は記録で、探し漏れが無いことを示すものではない。
| 資料 | 扱い | 理由 |
|---|---|---|
| The molecular basis of individual differences in phenylthiocarbamide and propylthiouracil bitterness perception (2005) doi | 表に入れた | PTC と PROP の液の認知閾値と閾上の強さを遺伝子型の 3 群で比べた。受容体の細胞の試験が論文の主で、詳しく測った 3 名(1 名ずつ)は行にしていない |
| Bitter Receptor Gene (TAS2R38), 6-n-Propylthiouracil (PROP) Bitterness and Alcohol Intake (2004) doi | 表に入れた | PROP の液の閾値と強さを遺伝子型の 3 群で比べた。同じ人を PROP の評点でも分けているが、その群どうしの対は入れず、遺伝子型との対応(表 2)だけを注に書いた。飲酒の結果は使っていない |
| Age modifies the genotype-phenotype relationship for the bitter receptor TAS2R38 (2010) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 全文を読んだが、表には入れていない。PROP 56・180・560 µM の水溶液を薄い順に口に含み、最初に苦いと答えた濃度で 4 つに分けた研究(980 名)。成人(PAV/PAV 75・PAV/AVI 164・AVI/AVI 78)で、最も薄い 56 µM で苦いと答えた人の割合は、図 1 の概算で約 88%・約 52%・約 13%。これは同じ 56 µM で苦いと答えた人の割合で、群の濃度の閾値の大小を示したものではない(PAV/PAV と PAV/AVI はどちらも過半数が最も薄い 56 µM で答えている)。検定は多項ロジスティック回帰の遺伝子型の主効果と年齢との交互作用で、型どうしの組の検定は確認できない。年齢による違いは PAV/AVI の中だけで見られた。成人の多くは子どもの参加者の母親 |
| The Associations Between 6-N-propylthiouracil (PROP) Intensity and Taste Intensities Differ by TAS2R38 Haplotype (2014) doi | 表に入れた | PROP を含ませた濾紙の円板の強さを遺伝子型の 3 群で比べた(液ではない)。ほかの 4 味との相関は使っていない |
| Genetic, functional, and phenotypic diversity in TAS2R38-mediated bitter taste perception (2013) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 全文を読んだが、表には入れていない。PTC・PROP の液の検出閾値(倍々の 14 段階、主な 3 型の 48 名、PAV/PAV 12・PAV/AVI 27・AVI/AVI 9)について、群の値の数表が無く、本文は PAV/PAV の閾値が最も低く、PAV/AVI が中間、AVI/AVI が最も高いと書く(図 7 は段階ごとの人数の分布)。検定は、PAV アレルの保有数(0・1・2)を用いた回帰で、PTC は P=2.22×10⁻¹⁰(r²=0.59)、PROP は P=6.44×10⁻⁹(r²=0.52)。これは型の並びに沿った関連の検定で、二つの群の組の検定ではない。56 名のうち 28 名は同じ研究室の 2010 年の研究にも参加した。全文は著者の研究室が公開する出版元版の PDF で読んだ。ゴイトリン・シニグリンなど野菜の成分の閾値は範囲外 |
| Crowdsourcing taste research: genetic and phenotypic predictors of bitter taste perception as a model (2014) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 全文を読んだが、表には入れていない。PROP 0.453 M を含ませた濾紙の円板の強さ(394 名)について、群の評点の値は本文に無く、表 1 の重回帰(log10(評点+1)、性別・年齢・茸状乳頭を含む)で、AVI/AVI を基準にした係数が PAV/PAV +0.7818、PAV/AVI +0.7221(どちらも p<0.0001)。係数は基準の群との調整した差で、群の平均ではない。別に、PAV を持つ 2 群をまとめた群と AVI/AVI の t 検定が p<0.0001。図 2 は取得したが、縦軸の値が方法の説明と合わず、この図から 3 群の評点を確定できない |
| The Gustin (CA6) Gene Polymorphism, rs2274333 (A/G), as a Mechanistic Link between PROP Tasting and Fungiform Taste Papilla Density and Maintenance (2013) doi | 表に入れた | PROP の液の閾値と強さを TAS2R38 の 3 群で比べた。gustin の遺伝子型の比較は使っていない。カリアリ大学の三本の一つ |
| Dose-Dependent Effects of L-Arginine on PROP Bitterness Intensity and Latency and Characteristics of the Chemical Interaction between PROP and L-Arginine (2015) doi | 表に入れた | 何も加えない PROP の液の強さを遺伝子型の 3 群で比べた。L-アルギニンを加えた液と、PROP の評点で分けた群は使っていない。カリアリ大学の三本の一つ |
| First objective evaluation of taste sensitivity to 6-n-propylthiouracil (PROP), a paradigm gustatory stimulus in humans (2017) doi | 表に入れた | PROP を含ませた紙の円板の強さを遺伝子型の 3 群で比べた。電気生理と茸状乳頭の結果、PROP の評点で分けた群は使っていない。カリアリ大学の三本の一つ |
| Differential Activation of TAS2R4 May Recover Ability to Taste Propylthiouracil for Some TAS2R38 AVI Homozygotes (2024) doi | 表に入れた | PROP の液の強さを遺伝子型の 3 群で比べた(図の概算)。TAS2R4 と細胞の試験は使っていない |
| Association between Genetic Variation in the TAS2R38 Bitter Taste Receptor and Propylthiouracil Bitter Taste Thresholds among Adults Living in Japan Using the Modified 2AFC Procedure with the Quest Method (2023) doi | 表に入れた | PROP の液の検出閾値を遺伝子型の 3 群で比べた(日本の成人) |
| Evolution of Functionally Diverse Alleles Associated with PTC Bitter Taste Sensitivity in Africa (2012) doi | 表に入れた | PTC の希釈系列の点数を遺伝子型で比べた(アフリカの集団)。組ごとの検定は確かめられない |
| The Associations Between Bitter and Fat Taste Sensitivity, and Dietary Fat Intake: Are They Impacted by Genetic Predisposition? (2021) doi | 表に入れた | PTC の紙片の強さを遺伝子型で比べた。脂肪の味と食事の結果は使っていない |
| Validation of Edible Taste Strips for Assessing PROP Taste Perception (2013) doi | 表に入れた | PROP の液と可溶性フィルムの強さを、同じ参加者で遺伝子型の 3 群で比べた。好みと味の質の結果は使っていない |
| Predominant Qualities Evoked by Quinine, Sucrose, and Capsaicin Associate With PROP Bitterness, but not TAS2R38 Genotype (2020) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 手順と人数(PAV/PAV と AVI/AVI の人数が一致)から、表の Nolden ら 2024 と同じ実験系列の初回の参加者を扱ったものと判断した。独立した追試と数えないので行にせず、2024 年の行の注で触れた(2020 年の値を 2024 年の行に移していない) |
| Worldwide study of the taste of bitter medicines and their modifiers (2025) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留。PROP 560 µM の液を対照として評価し、本文はディプロタイプの平均の順(AVI/AVI<AVI/PAV<PAV/PAV)を書くが、群の値も検定の方法も無い。図 6 は rs713598 という一つの塩基の型の 3 群で、ディプロタイプの群ではないので、その検定をディプロタイプの対に移さない |
| Supertasting and PROP bitterness depends on more than the TAS2R38 gene (2008) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留。要旨までしか読めず、方法・群ごとの人数・比較の条件・組ごとの検定を本文で確かめられないので、表に入れていない。出版元の頁は確認画面で取得できなかった |
| TAS2R38 genotypes and phenylthiocarbamide bitter taste perception in a population of young adults (2009) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留。要旨までしか読めず、方法・群ごとの人数・比較の条件・組ごとの検定を本文で確かめられないので、表に入れていない。要旨は PTC の紙片の 9 点尺度の平均を、3 か所の組み合わせのディプロタイプではなく、49 番目の 1 か所の型(AA・AP・PP)で示す |
| Polymorphisms in TAS2R38 and the taste bud trophic factor, gustin gene co-operate in modulating PROP taste phenotype (2011) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留。要旨までしか読めず、方法・群ごとの人数・比較の条件・組ごとの検定を本文で確かめられないので、表に入れていない。カリアリ大学の研究で、表の三本と参加者が重なるおそれがある |
| Positional cloning of the human quantitative trait locus underlying taste sensitivity to phenylthiocarbamide (2003) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留。要旨までしか読めず、方法・群ごとの人数・比較の条件・組ごとの検定を本文で確かめられないので、表に入れていない。出版元の本文は購読で、要旨には群ごとの値が無い |
| Variations in the TAS2R38 gene among college students in Hubei (2022) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留。PTC の閾値の区分とディプロタイプの対応は補足表にあり、補足表を取得していない。本文は「強い相関(P<0.01)」とだけ書き、群の値と組ごとの検定が無い |
| Vegetable Intake in College-Aged Adults Is Explained by Oral Sensory Phenotypes and TAS2R38 Genotype (2010) doi | 表に入れず、文脈の資料として見た | 保留(原典を確かめていない追加の候補)。「アブラナ科の野菜を苦く感じるのは遺伝子(TAS2R38)のせいか」の頁の調べた範囲に、PROP の液の苦味を測った研究として載っている。この問いのためには原典を読んでいない |
| Binary taste mixture interactions in PROP non-tasters, medium-tasters and super-tasters (2001) doi | 除いた | 範囲外。評価した試料がショ糖・食塩とキニーネ・クエン酸の混合で、PROP・PTC の液の対ではない(群も PROP の評点で分けたもの) |
| PTC/PROP tasting: anatomy, psychophysics, and sex effects (1994) doi | 除いた | 範囲外。PROP の評点で分けた群と茸状乳頭の関係を扱い、遺伝子型の群の対が無い(要旨まで) |
| Chemesthesis and taste: Evidence of independent processing of sensation intensity (2005) doi | 除いた | 範囲外。温度だけで味がするかどうかで分けた群で、PROP・PTC の遺伝子型の群ではない(要旨まで) |
| Specific alleles of bitter receptor genes influence human sensitivity to the bitterness of aloin and saccharin (2007) doi | 除いた | 範囲外。別の受容体の遺伝子とアロイン・サッカリンの苦味で、PROP・PTC ではない |
| Heritability and Genetic Covariation of Sensitivity to PROP, SOA, Quinine HCl, and Caffeine (2006) doi | 除いた | 範囲外。双子の研究で PROP の苦味の遺伝率を推定したもので、TAS2R38 の遺伝子型の群の対が無い |
| Taste Perception of Sweet, Sour, Salty, Bitter, and Umami and Changes Due to l-Arginine Supplementation, as a Function of Genetic Ability to Taste 6-n-Propylthiouracil (2017) doi | 除いた | 範囲外。PROP は評点で群を分けるのに使い、比べたのはほかの基本の味の強さと L-アルギニンを加えた変化 |
| Prevalence and Genetic Analysis of Bitter Taste Perception for Phenylthiocarbamide (PTC) Among Some Muslim Populations of Uttar Pradesh, India (2014) PubMed | 除いた | 範囲外。インド(ウッタル・プラデーシュ州)の集団で PTC のテイスターの割合を数えた研究で、TAS2R38 の遺伝子型を測って群で比べていない(掲載誌はイランの公衆衛生誌) |
| Consumption of lingonberries by TAS2R38 genotype and sensory quality of texture-designed lingonberry samples (2015) doi | 除いた | 範囲外。食品(リンゴンベリー)が試料で、PROP・PTC の標準の刺激ではない |
| The Effects of Cranberry Polyphenol Extract (CPE) Supplementation on Astringency and Flavor Perception as a Function of PROP Taster Status and Other Individual Factors (2022) doi | 除いた | 範囲外。食品の成分(クランベリーの抽出物)が試料で、群も PROP の評点で分けたもの |
出典台帳
表の各研究の出典は、研究ごとの欄からたどれる。研究所の全体の出典は出典台帳にまとめている。
この頁の引用のしかた
青木大(NIGAMI LAB)(2026). PROP・PTC の苦味とスーパーテイスターは TAS2R38 の遺伝子型で違うのか — 研究ごとの条件と結果. https://nigamilab.com/topics/prop-ptc-tas2r38-bitterness/
主張ごとの固定リンクは各カードの #clm-… です。データは CC BY 4.0、配布は データを使う。 データセットの DOI: 10.5281/zenodo.22739101